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天空の城効果で観光客増加 但馬、年間1千万人超え
兵庫県の但馬県民局産業観光課は29日、2013年度の但馬地域の観光客入り込み状況を発表した。竹田城跡(朝来市和田山町)に、前年度の倍以上となる50万8千人が訪れるなどしたため、但馬全体では1063万5千人と、06年度以来、7年ぶりに1千万人を超えた。宿泊客数は前年度よりも9万4千人増え、203万千人となった。
竹田城跡のほかに、前年度に比べて観光客数が増加した主な観光地の状況は、余部橋りょう(香美町香住区)が6万6千人増の27万2千人、城崎温泉(豊岡市城崎町)が1万千人増の79万7千人、湯村温泉(新温泉町)は3千人増で41万5千人だった。養父市では、冬場のスキーなどスポーツやレクリエーションで訪れる観光客が増えた。
市町別では、豊岡市が対前年度比4万2千人増の408万8千人、養父市が同3万8千人増の124万4千人、朝来市は同45万6千人増の259万4千人、香美町が同11万4千人増の163万8千人、新温泉町は同8千人減で107万千人だった。
一方、今夏の状況も発表された。7月1日から8月31日までの海水浴客数は、雨天や台風などが影響して28万6千人にとどまり、5年ぶりに30万人を割り込んだ。高原地域では33万8千人で、前年同期から6千人減った。
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「備中松山」と書いて、「クラウド」と読む その心は、「天空の城」
備中高梁駅をでるとまずお城へのアクセスを聞こうと観光案内所に立ち寄りましたが、そこでお城までは結構距離があることを知らされ、平日だったせいかバスではなく、観光乗合タクシーを勧められました。料金はおひとり様片道420円で登山道の入り口の駐車場まで行ってくれます。時刻もきまっていて、出発は9時50分。帰りは11時40分に登山道入り口に迎えに来てくれます。「行きはタクシーで登山道入り口まで行き、帰りは『武家屋敷で下してください。』と言えば降ろしてくれるので、武家屋敷を見て帰ればいい。」ということでした。
登山道入り口からは20分程度の山歩きです。危険なところがあるわけではありませんが、舗装された道を歩くわけでもありませんので、ハイキングシューズや運動靴をはくことをお勧めします。また登山道入り口には自動販売機もありますので、ここで水分を補給しておくべきでしょう。お城には販売機はありません。
途中石垣や櫓の後もあったりして、確かにお城に向かっている感じはするのですが、なにせ急な傾斜もある山歩き。「本当にこんなところにお城があるのかな。」と弱気になりながら歩いていると、…確かにありました、備中松山城。天守は小ぶりですが、山頂にあるので最初に目に入るところからみるとそれなりに立派です。ただ、中に入ると多少の展示物を除いてあまり見るところもなく、ひととおり歩きまわって写真もとると10時前には退屈し始めてしまい、お城から観光案内所に携帯電話で連絡して帰りのタクシーをキャンセルしてもらって、歩いて山を降りることにしました。(山頂からスマホアプリを使ってタクシーを予約するのもいいかもね!)
登山道入り口からは舗装道路ですので、下り道になる帰りはきつくありません。平日のせいであまり車も通らない静かな林道をゆっくり散策しながら40分くらい(お城から登山道入り口までを含めて)かけて武家屋敷まで戻りました。これは、季節、天候、時間的な余裕などかなり検討要素はありますが、もう一つの「天空の城」、結構お勧めです。
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クラウド
ネット上での情報流出が相次いでいる。最近では米アップルのデータ保管・共有サービス「アイクラウド」からハリウッド女優らの私的な写真がインターネット上に流出する事件が起き、社会を騒がせた▼クラウドサービス、クラウドコンピューティングなど、「クラウド」は今やネット用語として定着している。クラウドとは「雲」を意味する英語である▼ネットワーク上のソフトウエアやデータを使うコンピューターの活用方法のことで、多くのコンピューターがつながるネットワークを雲に見立てているという。ネット上でのデータの管理など、素人にはそれこそ“雲をつかむような話”だ。情報漏れなどの心配も尽きない▼リアルな世界に目を転じると、こちらは季節の移り変わりを教えてくれる懐かしい雲が澄んだ青空に映えている。刷毛(はけ)ではいたようなという表現がぴったりの筋雲が、天高く秋到来を告げる▼実際、雲の中でも5千~1万5千メートルの最も上層にでき、上空の強い風を受けて流れるような線を描く。正式名は巻雲(けんうん)で、そのやや低い高さにできるのが巻積雲(けんせきうん)だ。小さな固まり状の雲片が集まって魚のうろこのように見えるのは、うろこ雲、さば雲、いわし雲としておなじみだ▼〈ひろびろとさと刷きすとのび秋の雲〉富安風生。大気が生み出す壮大な営みに心が洗われる。
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