恐れて、いたことが「現実」に! 周辺渋滞! 周辺渋滞!
年末・年始:「イオンモール岡山」の検証番組(ニュース枠も含む)乱立!
ほとんどが、岡山表町商店街 と 岡山駅前商店街 の同じ店主 と 「イオンモール岡山」の対比 である。 もう少し、別の視点も必要なのでは? と思った。 肝心なのは「回遊性(観光等)」だが、調査がほとんどないものが多い。残念である。
この 土曜日に特集があるようだが・・・。
12;30~13;00
イオン岡山開業 経営者の奮闘追う TSC 17日ドキュメンタリー
ザ・ドキュメンタリー 黒船が来た 老舗商店街の挑戦

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Ion Mall congestion up to 1.3 kg "Aeon Mall Okayama"
◇ police Summary
Prefectural police, for large-scale commercial facilities "Aeon Mall Okayama" (Okayama, Kita-ku, Shimoishii) peripheral road, which opened in early December last year in Okayama Station south, summarizes the congestion situation of the same month of the holiday. Emergency vehicle to congestion of the more influence comes out is not happening, but congestion of more than 1 kg with a maximum around the store at the beginning occurs. Police have said, "Extraordinary parking, such as peripheral ion neighborhood Station Exit this year, is expected to further increase people to visit in direct cars to the ion. I want to continue to use the public transport" .
Traffic around the road, the six days of opening the next day but was about 3500 units per day, it was about 4600 units increased about 30% 20 days became the weekend for the third time after the opening. In particular, three-lane a store side of the lane of City Hall muscle concentrated car customers, all day congestion. Up to 1 · 3 km of congestion has occurred on the same day.
About 2500 the increase also store parking lot of users that can be accommodated. Parking rate of five days, but remained 50 percent, including the first of the weekend was the 7th, the 20,21,28 days became full car.
Police traffic control department "is part of the people who had been using the train or temporary parking lot and try to avoid congestion," congestion and believe not "than began to come by car" has been analyzed and .
This shop is expected to attract about 20 million people a year, the inflow to the congestion and life roads around by private car customer road has been concern.
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イオンモール 周辺渋滞 最大で1.3キロ 「イオンモール岡山」
◇県警まとめ
県警は、岡山駅南に昨年12月上旬開業した大型商業施設「イオンモール岡山」(岡山市北区下石井)周辺道路について、同月の休日の混雑状況をまとめた。緊急車両に影響が出るほどの混雑は起きていないが、店舗周辺を先頭に最大で1キロを超える渋滞が発生。県警は「イオン近隣駅周辺などの臨時駐車場が今年に入って終了し、イオンに直接車で来店する人がさらに増えると予想される。引き続き公共交通機関を利用してほしい」と話している。
周辺道路の交通量は、開業翌日の6日は1日あたりで約3500台だったが、開業後3回目の週末となった20日は約30%増えて約4600台となった。特に、3車線ある市役所筋の店舗側の車線は客の車が集中し、終日混雑。同日には最大1・3キロの渋滞が起きた。
約2500台を収容できる店舗駐車場の利用者も増加。5日の駐車率は50%にとどまったが、最初の週末だった7日をはじめ、20、21、28日は満車になった。
県警交通規制課は「混雑を避けようと電車や臨時駐車場を使っていた人たちの一部が、『渋滞はない』と考えて車で来るようになったのでは」と分析している。
同店は年間に約2000万人の集客を見込んでおり、マイカー客による周辺道路の渋滞や生活道路への流入が懸念されていた。
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予想 と 現実(ある記事を読む)
老舗百貨店を“飲み込んだ”! “都市型イオンモール”の衝撃
“黒船イオン”の翻意 地方経済、対立から共生へ
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2014.05.08
イオン、積極出店が呼ぶ地方商業圏の地殻変動と、グローカル経営で狙う地方との共存共栄
昨年末にオープンした「イオンモール幕張新都心」(千葉市)。イオンが本社近くに築いた城(旗艦店)として話題を呼んだのも束の間、3月16日、南海電鉄・和歌山大学前駅(ふじと台)にオープンした「イオンモール和歌山」(和歌山市中字楠谷)が日本一のクオリティーを実現したショッピングモールとして、流通業界で注目されている。
しかし、この巨大モールの話題もすぐに霞んでしまうのではないかと思われるビッグプロジェクトが現在進行している。今秋11月にオープンを予定している「イオンモール岡山」である。竣工すれば、西日本最大のショッピングモールとなる。郊外を中心に展開してきたイオンモールにとっては、県庁所在地の中心駅前に位置する初の都市型店舗である。
年間の来場者数は「イオンモール倉敷」を上回る2000万人以上を見込む。会社更生法手続き中のバイオ企業である林原から、岡山駅南側の土地を取得して現在建設している。直線距離15キロメートルほど西にある郊外型のイオンモール倉敷との立地的な競合を避ける狙い。地上8階、地下2階で、敷地面積4万6000平方メートル、延床面積25万平方メートル、営業面積は8万8000平方メートル。幕張新都心店と並ぶ旗艦店舗に位置づけられている。専門店350店舗をはじめ、シネマコンプレックス、岡山放送のスタジオ、約600席のホールも入居する予定。
筆者は、神戸の国立と私立大学の研究所に所属する一方、岡山の私立大学でも教授を務めているため、東京駅から岡山駅まで毎週、新幹線で通勤している。そのため、首都圏と地方都市の両視点から、最新の経済・社会現象を比較的見地から把握できる。グローバル化が叫ばれ高度情報化時代に入った今、どこにいても情報を得ることができそうなものだが、今も主要マスコミのほとんどが東京に集中しているため、ウクライナの政情を知っていても、国内の県庁所在地で何が起こっているかについて東京のビジネスパーソンはほとんど知らない。インターネットを検索すればなんでもわかると思いがちなのも、ビッグデータ時代の死角といえよう。
中でも首都圏の人々がほとんど目にすることがない情報として貴重なのが、ローカルテレビ局の番組だろう。YouTubeをはじめとする動画検索サイトでさまざまな映像が見られるとはいえ、地方に住むか、活動拠点を持っていないと、意外と重要な情報を見落としがちである。また、番組を見た直後にその内容について地元の人びとと語り合うことはおろか、現地にすぐ足を運び、自分の目で確認することは難しい。
●イオンモール出店を経済活性化につなげる
4月2日の午後7時から、岡山ローカルのRSK(山陽放送)テレビが2時間特別番組『政令市5年の岡山・生かせるか! ビッグチャンス』を生放送した。イオンモール岡山開店による経済効果と地元老舗百貨店・天満屋を中心に拡がる岡山市街の商店街・表町(おもてちょう)の活性化について議論していた。ちなみに、伊原木隆太・現岡山県知事は天満屋・前社長で、現在は父・一衛氏が会長、その実弟である省五氏が社長を務めている。
イオンモールができた各地では、商業地の地殻変動が起こっている。岡山でも周囲の商店街だけでなく、天満屋や駅前の高島屋、イトーヨーカドーも安穏としていられない状況だ。その危機感が同番組のテーマでもあった。表町商店街はイオンモールとの共存共栄を図り、買い物客の回遊性を促進し、これを機会に活性化できないかと前向きの姿勢を見せている。400年の歴史を誇る同商店街は、ブランド力を向上し「岡山の銀座」を目指すという。
岡山はイオンモールの4番バッターとして登場してくるのだが、その前にリーディングヒッターが打点を稼ぐかのように、昨年以降、イオンは怒涛のごとくモールを新規出店している。前述の幕張新都心、和歌山に加えて、東員(三重県)、天童(山形県)、名古屋茶屋(愛知県/6月オープン予定)を、今秋には岡山だけでなく多摩平の森(東京都)、京都桂川(京都府)、木更津(千葉県)の開店を予定している。さらに、15年春にJR旭川(北海道)と北中城(沖縄県)、16年秋には東松本(長野県)を開く計画だ。田中角栄・元首相がぶち上げた「日本列島改造論」ならぬ、「日本流通改造論」を展開しているようにも見える。
●海外展開、新規分野参入も加速
さらにイオンは日本にとどまらず、アジアを中心にグローバル化を加速している。中国、アセアン諸国等合計14カ国で小売事業や金融事業、サービス事業などを展開。さらに、日本、中国、アセアンにそれぞれ本社機能を設置し、新たな国・エリアへグループ一体となりビジネスを拡大している。まさに「グローバル流通改造論」を実践しているといっても過言ではない。
また、イオンは4月1日から、通信サービスをセットにした低価格スマートフォン(高機能携帯電話)を総合スーパー「イオン」の携帯電話売り場で発売し、同社の多角化戦略があらためて注目されている。端末は米グーグルと韓国LG電子が開発した「Nexus 4」で本体価格は3万4080円(税抜、以下同)。これに基本料とネット定額を1560円にした携帯電話用ICカード「SIMカード」を組み合わせる。端末代金と基本料、定額のネット接続料を含め、携帯電話大手の半額以下の月額2980円で予約を開始した。
イオンは、小売、ディベロッパー、金融、サービスをはじめとする事業群と、これを支えるITや商品、物流など、グループ横断的な共通機能会社から成る日本一の「総合流通グループ」(14年2月期連結営業収益は6兆3951 億円、前期比112.5%)になった。これらが有機的に結集することによって生まれるシナジーにより、さらなる成長を加速しようとしている。
●地域密着経営の推進
最近、地域を重視しながらもグローバルな活動を展開することを表す造語として「グローカル」がよく使われるようになった。まさに、イオンはグローカル企業を目指している。地域の顧客とともに、環境保全や地域の食文化継承、ならびに地域行事にも参加し、施設を提供することで、地域文化の継承に取り組む。また、雇用創出や自治体との包括協力協定の締結など、地域経済の活性化に寄与するため地域密着経営を推進。そして、地域の優れた産品を国内外に広がる店舗網を活用して積極的に販売し、地域経済の振興に努めている。近年では日本の優れた食材を海外の店舗でも販売し、そのすばらしさをアピールしていることも注目に値する。
イオンモール株式会社の経営理念には、次のように書かれている。
「イオンモールは、『輝きのあるまちづくり』を目指します。
私たちは、パートナーとともに、輝きのあるまちを創造し、地域で生活する人々の、より彩りあるくらしの実現に貢献し続けます。
※輝きのあるまちとは、私たちが創る『驚き、感動、喜び』のある生活拠点によって魅力あふれる新しい生活があるまちのことを指します。
※パートナーとは地域社会、行政、NPO、テナント企業、協力企業、地権者、投資家など、街づくりにかかわるすべての人を指します」
イオンの創業家・岡田屋には「大黒柱に車をつけよ」という有名な家訓がある。「家を支えている大黒柱は、本来動かしてはならないものだが、いつでも車をつけて家を動かせるようにしておけ」という意味である。時代、顧客ニーズの変化、人の流れに柔軟に対応し、店を移動せよ、過去の成功体験にこだわるな、と教えている。
一部メディアは、この家訓を揶揄して、巨大なショッピングモールをつくっても、儲からなくなればすぐに撤退するのか、それでは企業としての社会的責任を果たしていないではないか、と指摘する。
イオンモールが進出した地方都市では、完全にインフラとして定着している。ショッピングだけでなく、生活のさまざまな面でイオングループの便益を受ける「イオニスト」が増殖中。これほどまで地域に定着してしまえば、たしかに撤退されると地域住民は困る。だからこそ、イオンモールには持続的成長が求められる。イオンもそうありたいと考えている。
しかし、イオンも盤石ではない。イオンモールの約70%は、25年までに人口が5%以上減る地域に立地しており、そうした地域は高齢化も著しい。
いつの世でも、永遠に同じ形の商売が続くわけがない。長くても20~30年といわれる商業施設のライフサイクルを考えれば、いずれ、このインフラの大黒柱を動かさざるを得ないだろう。だが、その大黒柱をどう動かすかが肝心である。それは、撤退という形でなくなっているかもしれない。例えば、今、ファミリー主体のニュータウンでさえ、20~30年後には、高齢者中心のオールドタウンと化す。しかし、その頃には自動車の自動運転が普及していることだろうし、それを利用して、むしろ、歳をとると刺激を求めて、ショッピングモールへ出かけるようになると予測される。イオンモールは広すぎて歩くのに疲れるという高齢者に対しては、売り場と自宅、もしくは休憩スペースをネットで結び、ショッピングを中継するようなサービスも考えられる。
技術にせよ、サービスにせよ、新しいものが出現すると、とかく負の局面に目が行きがちである。「イオン栄えて、街滅びる」という見方もその一つだろう。そうではなく、正の局面に注目し、「イオン栄えて、街も栄える」という構図を前提に、すべての関係者が「共創」することにより、日本の流通、そして社会が生まれ変わるのではないだろうか。
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2015年展望:イオンは地方創生のカギとなるか?
郊外を中心に大型のショッピング・モールを展開してきたイオンが、岡山駅前という利便性の高い場所に出店し、話題となっています。地方都市の中心部に展開する都市型ショッピング・モールは、もしかすると、安倍政権が掲げる地方創生のカギとなるかもしれません。
2014年の12月15日にオープンしたイオンモール岡山は、従来と全く異なるコンセプトで作られたモールです。大型のショッピング・モールは郊外への出店というのが常識でしたが、この施設は岡山駅から徒歩5分という中心地に位置しています。また、この施設からわずか300メールしか離れていないところにある岡山高島屋の食品売り場がそのままイオン内にも出店しています。郊外型の大規模店舗を得意としてきたイオンが都市の駅前に出店したことも驚きですが、競合店舗とのコラボが実現したという点でも非常に興味深い動きといえます。
イオンは、これまで郊外に大型店舗を次々と建設してきており、地域の商業関係者からは、商店街の破壊者といわれたことすらあります。しかし、今回の岡山出店にあたっては、地域との連携を非常に重視したそうです。大規模小売店がこうした動きを進めているのは、今後、地方の人口減少が顕著になり、地域拠点都市への人口集約が一気に進むと予想しているからです。
安倍政権は地方創生を重要課題として掲げています。地方創生について定めた「まち・ひと・しごと創生法」では、第1条に「少子高齢化の進展に的確に対応し、人口の減少に歯止めをかけるとともに、東京圏への人口の過度の集中を是正」すると記されています。つまり地方創生策というのは、地方の人口減少に歯止めをかけるための政策ということになります。
ひとくちに地方といっても、それは様々です。地方には、あらゆる機能が集約する拠点都市もある一方で、過疎化が進み限界集落となっているところも少なくありません。限界集落を含め、地方すべての衰退を食い止めることができれば理想的ですが、現実にはそうはいきません。東京への過度の集中を是正するためには、逆に地域拠点都市へ人口を集約することがどうしても必要となってきます。
今回のイオンモール岡山は、地方都市におけるひとつの方向性を示しているといってよいでしょう。市の中心部に大規模商業施設を建設し、周辺の商店街と協調することによって、郊外に分散していた人口を市の中心部に戻すことが可能となります。病院などの公的施設や住宅についても中心部に集約することによって、自動車の運転ができなくなった高齢者でも安心して生活ができるようになります。インフラを集約すれば低コストで運営が可能となりますし、人が集まれば新しい付加価値が生じますから、サービス業を中心に雇用が生まれます。これによって、地方定住の最大の障壁であった雇用問題を解決できるかもしれません。こうした動きは今後、各地域で加速することになるでしょう。
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