岡山市・後楽園東側の旭川河川敷で開催中の「2015岡山さくらカーニバル」は4日、初の週末を迎え、大勢の花見客が会場に詰め掛けた。淡いピンク色に染まった約250本の桜の下、家族連れらが心ゆくまで春を満喫していた。
岡山地方気象台によると、この日の岡山市は雲が広がったが、一時は晴れ間ものぞき、午後5時現在の最高気温は21・6度(平年17・0度)と4月下旬並み。家族連れや友人グループが河川敷を散策したり、弁当やバーベキューを味わったりしながら咲き誇るソメイヨシノを眺めていた。
家族ら10人で訪れた岡山市北区、会社員男性(45)は「満開の桜を楽しめて最高です」と話していた。
カーニバルは岡山県、岡山市、岡山商工会議所、岡山青年会議所、山陽放送、岡山放送、テレビせとうち、山陽新聞社でつくる実行委主催。12日までの期間中、日没から午後9時まで桜並木をライトアップする。
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<皆既月食>夜桜と競演、珍しく 次は18年1月
満月が地球の影にすっぽりと隠れる皆既月食が4日夜、東日本を中心に観測された。桜が見ごろの時期と重なるのは珍しい。次に日本で見られるのは2018年1月31日。
【夜桜と皆既月食】
皆既月食は、太陽と地球、月が一直線に並ぶことで生じる。太陽光が地球の大気によって屈折・散乱して、赤い光だけが月に届くため、赤銅色に見えるのが特徴で、前回は昨年10月に起きた。
この日、東の空に上がった月は午後7時15分から欠け始め、同8時54分から12分間、皆既食になった。
桜の名所として知られる宇都宮市の八幡山公園では、大勢の花見客が夜桜と皆既月食の競演を楽しんだ。
公園内の約800本の桜はちょうど満開となり、3日からはぼんぼりも点灯されている。花見客らは桜の下で雲が切れるのを待ち、ようやく顔を出した月が欠けた状態から皆既食になると、「赤くなった」と歓声を上げていた。
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昼は 岡山さくらカーニバル、夜は <皆既月食>夜桜と競演
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