岡山の春を彩る宗忠神社(岡山市北区上中野)の御神幸(ごしんこう)が5日、同市中心部で行われた。平安貴族風の衣装をまとった信者ら約千人が、同市・後楽園までの往復約12キロを古式ゆかしく歩いた。
午前8時、ご神体を乗せた御鳳輦(ごほうれん)を中心に神社を出発。行列は長さ約1キロまでのび、小雨が時折ぱらつく中、笛や太鼓の優美な音を響かせながら練り歩いた。よさこい鳴子踊り(高知)や阿波おどり(徳島)のグループも加わり、花を添えた。
後楽園周辺では満開の桜とともに大勢の花見客らが待ち受けた。見物に訪れた岡山市南区の会社員女性(41)は「華やかな御神幸が、桜の景色と合わさって一層きれいに見えました」と話した。
御神幸は、1885(明治18)年に宗忠神社が現在地に建立されたのを記念し、翌86年に御鳳輦を引いて今村宮(岡山市北区今)まで歩いたのが始まり。91年から後楽園を往復するルートとなった。
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「華やかな御神幸が、桜の景色」 岡山で宗忠神社御神幸
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岡山で宗忠神社御神幸 「華やかな御神幸が、桜の景色」
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<御神幸>平安装束で1000人歩く 宗忠神社 /岡山
平安装束などをまとった約1000人が練り歩く宗忠神社(北区上中野1)の恒例行事「御神幸(ごしんこう)」が5日、岡山市内であった。
1886年に始まり、91年以降は神社と岡山後楽園を往復する約12キロを歩いている。
参加者はこの日、色鮮やかなのぼりなどを掲げ、太鼓や笛の音色に合わせて表町商店街などをゆっくりと進んだ。行列を眺めた岡山市立石井中3年の石田美彩紀さん(14)は「初めて見たので、行列の長さに驚いた。今の時代とは違う雰囲気で、不思議な感じがした」と話していた。
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