
ホタルが舞う季節が今年もやってきた。ゲンジボタルやヘイケボタルがピークを迎える6月上旬から中旬にかけて、岡山、倉敷市など各地で観賞会や祭りが企画されている。ごみの持ち帰りなどマナーを守って幻想的な光の乱舞を楽しもう。主な観賞スポットを紹介する。
【岡山市】
■足守川(北区粟井)
国道429号大井トンネル北西の「ホタル恋(こ)い来い橋」一帯で既に飛び始めており、今がピーク。市北区役所足守地域センター(086 295 1111)。
■日近川(北区下高田)
旧高田小周辺で6月上旬まで見られる。問い合わせは市北区役所足守地域センター。
■西大寺一宮公園(東区西大寺一宮)
6月6日午後6時?8時半、「山南ホタル祭り」を開く。ホタルに関する○×クイズなどもある。山南公民館(086 946 8165)。
■吉備サービスエリア(北区今岡)
山陽自動車道上りの吉備サービスエリア内の広場「ホタルの里」周辺は6月上旬まで見られる見込み。西日本高速道路岡山高速道路事務所(086 256 2711)。
■大野川(北区御津虎倉)
大野公会堂周辺で6月中旬まで見られる。地元で例年開催していた「大野ホタル祭り」を取りやめ、6日午後5時半から宇甘西地区コミュニティハウス(北区御津紙工)に会場を移して「宇甘西ホタルまつり」が初めて開かれる。雨天は7日に順延。
■たけべの森公園(北区建部町田地子)
公園入り口付近にある「ほたる橋」一帯で観賞できる。現在、ピークを迎えており、6月中旬までは見られそう。同公園管理事務所(086 722 3111)。
【倉敷市】
■新渓園(中央)
6月6日午後7時?9時、「新渓園の夕べ」を開く。桃太郎のからくり博物館(倉敷市)の住宅正人館長によるちくわ笛演奏の後、ホタルを観賞する。先着100人。抹茶・和菓子付きで千円(小学生以下無料)。倉敷観光コンベンションビューロー(086 421 0224)。
■酒津公園周辺(酒津)
酒津配水池周辺で6月上旬までは楽しめそう。7日午後4時半?6時ごろ、近くの「水辺のカフェ 三宅商店 酒津」で、シンガー・ソングライター毛利治郎さんのコンサート(有料)がある。
■真備美しい森(真備町市場)
駐車場周辺の水路を中心に6月上旬からゲンジボタルが舞い始める。中旬までが最盛期。6日午後5時から、「ホタル&七夕まつり」があり、ダンスの公演やスイカ割りのほか、同8時からホタル観賞会がある。真備美しい森(086 697 0660)。
■蛍遊の水辺・由加(児島由加)
ゲンジボタルやヘイケボタルのほか、県南では珍しいヒメボタルも生息する。6月中旬までが見頃。ゲンジやヘイケは日没から午後9時ごろにかけて現れる。ヒメボタルは6月下旬以降で、時間帯も同11時ごろとやや遅め。6日に恒例の「ホタルまつり」(午後5時?9時)があり、地元住民らによる山菜おこわやうどんなどの夜店が並ぶ。市児島支所産業課(086 473 1115)。
【高梁市】
■領家川(川上町領家)
「全国川上水と緑のふるさとプラザ」周辺でホタル観賞が楽しめる。6月6日には同プラザで午後6時半から「漫画の郷大神楽&川合ほたる祭」があり、地元保存会が備中神楽を上演、軽食を販売する夜店も並ぶ。同プラザ(0866 48 3475)。
【新見市】
■天王八幡神社一帯(哲多町蚊家)
金ボタル(ヒメボタル)の集団発生地として、神社境内とその周辺が県天然記念物に指定されている。観賞時期は例年7月上旬の午後8時?9時ごろ。土日の撮影禁止。市哲多支局(0867 96 2111)。
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岡山や倉敷のホタル観賞スポット 高梁・新見
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